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気功療法に来られている方のなかに、ガンでこられている方もおられます。

気功療法とあわせて、“自宅での気功法”をおこなってもらっていますが、
新たに“笑いの特効薬”を追加したいと考えております。

船瀬俊介さんの著書「3日食べなきゃ7割治る!」から、ご紹介いたします。
著書の内容を私の方で編集しております。

1.笑いの免疫力でガンは消える
「笑い」が免疫力をアップすることは、さまざまな実験で証明されて
います。たとえば、米ウェスタン・ニューイングランド大の実験があり
ます。喜劇ビデオを見せて大笑いした学生グループは、免疫グロブリンA
の増加が確認されたのです。

この免疫物質は、細菌やウィルスの人体への侵入を防ぐ働きがあります。
つまり「笑い」は人体の防衛機能と治癒機能を高める証明です。

最近、「笑いヨガ」が話題になっています。早朝に広場に集まった人々は、
一通りヨガのポーズを終えると、今度は、いっせいに「ワーハッハ・・
・・」と笑いだすのです。

はじめは照れくさいのですが、そのうち本当におかしくなって、腹の底
からいっしょに笑ってしまうのです。これはまさに「笑いの療法」その
ものです。

2.毎日5000個ガン細胞が生まれている
あなたは、医者がガンを告知するとき、なんと言うか知っていますか?
「体内からガン細胞が検出されました」

あなたはショックで凍りつくでしょう。全身の血の気が引き、膝(ひざ)
が震えるでしょう。

「ああ・・・・ついに、わたしもガンになった」絶望感が全身をつらぬく。
恐怖と不安が足下から襲ってくる。

ところが、もしわたしが医者から、こう告げられたら、開口一番(かい
こういちばん)こう言うでしょう。

「ふざけるな、このやろう!人間の体に一日どれくらいガン細胞が生まれ
ているのか知ってるのか?」

医者はうつむくはずです。

「赤ん坊から年寄りまで、1日平均5000個のガン細胞が生まれている
んだ。大人だったら、体の中に数百万どころか数億のガン細胞があるのが
“正常”なんだよ。顕微鏡で探せば、見つかるのが当然だろう?」

だから、体の中にガン細胞が存在しない人など、一人もいません。人間
の体にはガン細胞があってあたりまえなのです。

では、毎日、5000個も生まれていて、どうしてほとんどの人はガン
にならず、健康に生きているのでしょう?

それは、前線“兵士”のNK細胞をはじめ免疫細胞が、ガン細胞を発見し、
瞬殺し、排除しているからです。

ガン細胞は、人体の免疫系にとっては健康を損なう“異物”です。NK
細胞は、それを認知し、攻撃するのです。まさに舌を巻く免疫ネットワー
クです。

3.3時間笑いでNK活性が6倍に
ガンを治すには、一にも二にも免疫力をあげることです。
それは、ガンと戦う“兵士”NK細胞を増やすことに他(ほか)なりま
せん。NK細胞の戦闘力こそが、ガンと戦う自然治癒力そのものなのです。

そのNK細胞は、1975年に発見されています。この“兵士”たちには
興味深いクセがあります。

その攻撃力は、主人である人間の感情や気分に、おおいに作用されるの
です。主人が落ち込むと、兵士たちも落ち込む。主人がやる気になると、
兵士たちもやる気になる。なんともナイーブで忠実な兵隊たちです。

このNK細胞が、笑うことによって激増することが証明されています。

実験を行ったのが「生きがい療法」で有名な伊丹仁朗医師(いたみじん
ろういし)です。彼は、ガン細胞の患者さん19人を引き連れて関西の
笑いのメッカ「なんばグランド花月」を訪れます。そこで、漫才や吉本
新喜劇などを観て、腹の底から笑ってもらいました。

その後、患者さんたちの血液中のNK細胞の活性を測定しました。NK
活性とは、ガン細胞に対する攻撃力です。

すると19人中13人(68%)、NK活性が増加していたのです。中でも
Oさんは、6倍も激増していました。

つまり、腹の底から笑うと、ガンと戦う力が6倍にもなるのです。そのよう
なクスリは、地球上にも宇宙にも存在しません。まさに、笑いの持つ驚異の
免疫力なのです。

免疫力とは自然治癒力の一種です。それは“生命力”の現れです。「笑う」
ことは、心がリラックスすることです。恐怖や緊張から解放された状態です。
すると、NK細胞が増えて活性が高まるのです。

笑うと脳から快感ホルモン(エンドルフィン)が分泌されます。身体は心地
よさに満たされます。するとNK細胞が増え、活性化するのです。

4.快感ホルモンはNK細胞のエサ
ある研究者は、こう言っています。「NK細胞は、笑うと分泌される快感
ホルモン、βエンドルフィンをエサにして増えるのですよ」。じつに、わか
りやすい説明です。

だから、ガンだ・・・・と、医者から言われた人は、腹の底から笑い飛ばす
ことです。

5.笑顔をつくるだけで同じ効果
「笑えと、急に言われても、そう簡単に笑えるもんかい」仏頂面(ぶっちょう
づら)が目に浮かびます。

だいたいガンにかかる人は、真面目、ガンコな人が多い。よくも悪くも融通が
きかない。いわゆる「交感神経」緊張タイプ。それを「副交感神経」優位の
リラックス状態にすると、ガンと戦うNK細胞が急増するのです。

おかしくなくても「ワッハッッハ・・・」と笑うふりをするのです。すると、
人間の身体は面白いものです。脳や体は、笑ったときと同じ反応をします。

伊丹医師も、「鏡を見て、笑顔をつくるだけで、笑ったときと同じ効果がる」
ことを実験で証明しています。

笑いの効能は、ガンの治療効果だけではありません。糖尿病、高血圧、心臓病、
うつ病、認知症・・・・それこそ、「治せない病気はない」と断言してもよい
ほどです。

笑いと同じことが「感謝」にもいえます。“ありがとう”と言えば、病気は
治っていくのです。

「ありがとう」→「快」情報→エンドルフィン増→NK細胞増加→ガン退縮→
ガン完治、なのです。

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気功療法に来られている方から、1冊の本をお借りました。
かなり、スピリチュアルな内容となりますが、一人ひとりが
守られていると思うと、生き方が楽になります。

中川昌蔵(なかがわ しょうぞう)さんの名を知らない人で
も、大阪・日本橋の「中川無線電機」の名はよくご存知かも
しれません。(現在は、中川無線電機はありませんので)

私も、オーディオが趣味で日本橋の中川無線電機に行った
ことがあります。電器街・日本橋の最初の店、それが「中川
無線電機」で、電器街・日本橋の草分けということになります。

それでは、ここからが本の内容になりますが、中川昌蔵さんと
小林正観さんの対話の中から、中川昌蔵さんところを、私の方
で編集して載せております。このため、文章の語尾が対談のよ
うなところもありますが、あらかじめご了承ください。

中川昌蔵さんは、中川無線電機の創業者であり、社長でした。

昭和20年代には、同じく大阪でもあり、電器業界でもあり、
「松下電器」創業者の松下幸之助さんともよく会って話しを
したそうです。

「メーカー」という立場と「販売」という立場の違いはあり
ましたが、「とにかく商売熱心な人でしたね」と、中川さんは
懐(なつ)かしそうな表情でした。

そういう“実業家”の世界で、あるところまで到達した人が、
「臨死体験(りんしたいけん)」を境(さかい)に、その職を
辞め、「何のために人は生きるのか」、「何のために企業が
あるのか」を説き始めたのですから、おもしろいと言えば
おもしろいし、不思議と言えば不思議です。


【中川昌蔵さんの不思議な病気】
中川昌蔵さんは、大正3年4月生まれ。63歳のときより
「精神世界」や「霊世界」の講演を始め、20年以上たち
ます。

合計2万人を超える人に、話しをしてきたことになるでしょ
うか。

大阪・日本橋の「中川無線電機」の創業者であり、初代社長
である中川昌蔵さんが、こういう講演活始めたのは、病気が
きっかけでした。

仕事一筋にやってきた中川さんが、急展開して「見えない世界」
に本気で踏み込むことになったのは、ある病気がきっかけ
でした。

中川さんは、60歳までは、もっぱら会社の経営ノウハウを
追求しており、左脳(さのう)ばかり使っていました。ただ、
意識しないうちに右脳(うのう)も働いていたとは思いますが。

60歳のときに病気になりました。大学病院に入院しましたが、
不思議なことにその病名も原因も、今もってわからないまま
なのです。

まず、発熱が1週間ほど続きました。午後5時ごろから熱が
出始めて、8~9時に40度くらいまで上がり、朝明るくなる
ころ、やっと平熱に戻るという症状です。

それが止まると、次は1週間血便が続いたあと、しまいには
血液だけしか出ないようになりました。あらゆう検査をし、
開腹手術も二度受けましたが、原因はわからないままでした。

入院から半年ほどして、腸から大出血します。その出血が
小腸からか、大腸からか十二指腸からか、それさえも不明。
その過程で8700ccの輸血をしたそうです。

8700ccというのは、普通の男子の二人分に相当する量の
血液です。そして、手術の何日後か、ベッドでもうろうと
しているとき、私は「ご臨終です」という医者の声を聞いた
のです。

目は開いている(と思う)のですが、まるで真っ黒のカーテン
が下がっているようで何も見えません。声は聞こえ、香りも
よくわかるのですが、見ようとしても見ることができないの
です。その瞬間に、意識がなくなったようでした。

次に聞こえたのは、がやがやした話し声で、「葬儀場をどう
しようか」という言葉でした。

「ご臨終」のはずなのに、まだ死んでいないのです。理論的に
言えば、脳は死んでいますから、この声は、脳ではなく魂
(たましい)が聞いたものだったのでしょう。

それからどれくらいの時間がたったかわかりませんが、次に
私が聞いたのは、四次元世界の声でした。2~3人いるよう
なのですが、そのうちの一人が「この者の命は終わった」と
言いました。

するとまた別の声が、「ちょっと待って欲しい。この者には
まだ使命が残っているから、今死なすわけにはいかない」と
言い、それから何かがやがやと、互いに意見を言い合っている
ような声が聞こえました。

これも私の魂が聞いた声なのだと思います。最近わかったこと
ですが、死というものは神が管理しており、死を宣告する霊と
いうか、神がいるようです。

ですから、本当の死というのは三次元的に決まるのではなく、
四次元的に決まるということです。全て神のお決めになること
ですから、私たちはお任せしていればよいのです。

「この者の命は終わった」。

「荘厳(そうごん)な重々しい感じ」ではなく、事務的な
「書類を受け付けているときの役場の職員のような感じ」で、
自信に満ちていました。

例えて言えば、プロ野球のアンパイヤのようで、確信を持っ
て宣告しているのです。

のちに私の守護霊に聞いてわかったのですが、「この者の
使命は終わった」と言ったのは、死を管理し、それを決めて
宣告する担当の神であり、「この者にはまだ使命が残って
いるから死なすわけにはいかない」と言ったのは、私の
守護霊だったということです。

その、「まだ使命が残っている」という声を聞いて、私は
「ああ、そうだ。すっかり忘れとった!」と思いました。
肉体も脳細胞も死んでいますから、私の魂がそう思ったので
しょう。

魂というのは、もともと目的を持って輪廻転生しているはず
なのに、私はそれまでの60年間、仕事ばかりでその目的を
すっかり忘れていたのです。

「死」を目の前にしてやっと使命を思いだし、目覚めました。
周りから見れば、奇跡的に生き返ったように見えたことで
しょう。

「臨終」になってから息を吹き返すまでのことは、普通の人
に話してもわからないことでしょうから、誰にも言わずその
ままにしました。

不思議なことに、目覚めてからは病気の症状が全くなくなって
しまったのです。病院でもその原因がわからず、いつ再発しな
いとも限らないと言うのです。
その入院の際に書いたのが一冊目の本です。参考書もなく、
使ったのは字引だけでした。「大自然の法則と経営理念」と
いう本です。

仏教の重要なポイントの一つは、全ての食べ物は大自然の
恵(めぐ)みによって生み出されており、そのことに感謝
して働きなさいというものです。

キリストは、すべてものは無限の愛(大自然の恵み=究極の愛)
の中で育(はぐく)まれており、その愛というものを人間関係
の中に持ち込みました。自分以外のものを自分と同じように
愛しなさいという教えです。

仏教は自然と人間との関わりについて説き、キリスト教は
人間の中で愛というものは何かを説きました。

それを守護霊が私に教えたのかどうかは定かではありませんが、
自然界にはそういう法則があることがわかったのです。

その本に書いた「究極の愛」とか、「自然の調和」とか「共生
(きょうせい)」というものが宇宙の原点であり、人間はその
中で生かされている一つの歯車にすぎないということを私は
皆に広めなければならなかったのです。

「そうだ、こんなことはしていられない。商売に熱中して
忘れていたが、自分は使命を持って生まれてきたのに、まだ
何もしていなかった」と気づいたというのです。

「こんなことをしている場合じゃない」と思ったとき、体は
ブルブル震え、はね起きたといいます。

危篤状態(きとくじょうたい)を脱し、翌日には出血も止まり、
体も元に戻りました。病院側は「原因もわからず、その治療も
していないのに、不思議だ」と、当分入院を続けさせましたが、
元気になった中川さんは、結局3ヵ月後に退院します。

その3ヵ月間に中川さんが考えたのは、「自分の使命は何か」
「その使命をどう果たすか」ということでした。

3ヵ月の間、中川さんは考え続けました。そして、考え続けて
得られた結論は、「商売は金儲けだけで終わってはならない」と
いうものだったそうです。それを、一人でも多くの経営者に
伝えること、それこそが中川さんが「使命」と感じたものでした。

ただし、中川さんは、守護霊から三つの点を注意されたといいます。

まず、条件として「会社を辞めること」、それから「組織を作ら
ないこと」、さらに三つ目は、「この仕事でお金儲けをしないこと」
でした。

しかし、会社を辞めて収入もなく、お金儲けもいけないのでは、
いったいどうやって食べていくのか、生活するのか、中川さんは
守護霊に聞いたそうです。

すると守護霊は、「心配はいらない」と言いました。中川さん
はそれを信じて生きることにしました。

一度死んだところを(“神のような超常的な力によって”)
助けられた、あるいは「使命のために復活した」ことがはっき
り自覚できた人は、それからの人生を違うものにすることが
多いのですが、中川さんもその一人でした。

それにしても、なかなか“踏み切れる”ものではないでしょう。
中川さんは、たまたま“踏み切れる”人でした。そして、実際
にそのようにやってきたのですが、不思議なことに、この20年
ほどは、最初にあったお金が全然減っていないのだそうです。

中川さんは、講演のための交通費や宿泊費で、年間1500
万円から2000万円ほどを使ってきました。しかし、講演の
中には交通費や講演料がなしという場合もあったそうです。

にもかかわらず、中川さんの場合は、講演料無料のときでも
本やテープが売れるなどして、自然にお金が入ってきたといい
ます。

「やはり守護霊は嘘をつかない」というのが中川さんの結論
になりました。心配したり要求したりしなくても、どこからか
勝手に入ってくるので、それに任せているのだとか。

入院当時、店舗は48、社員は450人ほどの規模でした。

守護霊からは「会社を辞めること」が条件でしたが、いきなり
会社を投げ出すことはできません。

3年をかけて会社の基礎を強化、大阪証券取引所の二部に
上場を果たすと、社長を退きました。1977年、中川さん
63歳のときです。

二番目の条件「組織を作らない」というのは、守護霊からの
説明はなかったそうですが、中川さんは中川さんなりに、
こんなふうに解釈をしました。

組織を作ると、どうしても組織第一になって、組織のために
動くことになる。それでは会社を辞めた意味がない。「組織の
ために動いていたら、私の霊能力などは全くなくなっていたで
しょう」と中川さん。

霊能力を働かせる第一の条件は、「無欲になる」ということ
らしいのです。お金もいらない、物もいらない、おいしい食べ
物や、きれいな服もなくていい・・・。

<守護霊さん>
中川さんが、守護霊さんと一生を過ごしてきたなかで、「生まれ
たときから死ぬまで、その人に専属でついている守護霊は一人だ
そうです」。

傲慢(ごうまん)が一番いけないらしく、守護霊がいて、
お世話になっていることを確信し、疑わないことです。そして、
「守護霊さん、ありがとう」とか、朝「おはようございます」と
毎日一回言えばいいのです。

つまり守護霊の存在を認めるということです。あとは「ああして
ほしい」「こうしてほしい」など言わなくても、守護霊はあなた
の心を読み取ってやってくれますから、任せておけばよいのです。

3~5ヵ月では無理ですが、それを10年も続ければ、夫婦のよう
に意思が伝わるようになり、あなたが何かを思ったときに守護霊が
すぐに見て「これはやった方がいい」とか「やめた方がいい」と
教えてくれます。

あとは守護霊に任せておけばよいのです。簡単明瞭で、技術も
何もいりません。

「任せておく」ということは、目の前に起きる現象について、
あれこれ論評せず受け入れて、「不平不満」「愚痴」「泣きごと」
「悪口」「文句」を3ヵ月から6ヵ月言わなければ、頼まれごと
が始まって「使命」「役割」が見えてくる、とお話しさせていた
だいています。

好き嫌いを言わずに、「任せて生きる」という生きかたがとても
楽なのです。どんな人に出会うのか、どんなできごとが起きるのか、
何も考えずひたすら楽しみに待っていて、起きたことに驚嘆し、
喜ぶ、というものですが。

常に朗(ほが)らかで、明るく、クヨクヨせず、リラックスして
いることが大切です。守護霊さんがうまく働いてくれるので、任せ
ておけばよいのです。

守護霊との対話 ―中川昌蔵の世界- 小林正観より

気功療法に、子供の時に生き返った経験のある方が来られていま
した。葬儀の準備中に生き返ったそうですが、私たちは、生きて
いるというより、生かされているというのが正しいのかもしれま
せん。

信じることができる方は、ぜひ守護霊さんと対話をしてみてください。
生き方が楽になるかと思います。

最後まで、お読みいただき、ありがとうございます。
私は、気功療法に、今回の書籍、“飯田史彦(いいだ ふみひこ)氏の
「生きがいの本質」の力”をプラスして、苦しまれている方々の心が
軽くなるように、そして少しでも元気になるように取り組んでおります。

気功療法でも、気をいくら送っても、痛みが一向に改善されない場合が
あります。

私が、気功療法をおこなっていくなかで、言い続けたことは、“潜在意
識の力のすごさ”。自分の心が持つ潜在能力を、最大限に発揮していた
だきたいのです。

それでは、さっそくですが、“生きがい本質”の書籍の中から、お話を
はじめましょう。(簡単にまとめるため、本の内容を簡略化したり、
コメントを追加したりしております)

『人は自分を「癒す力(いやすちから)」を持っている』と言います。

心療内科に来る患者さんを診ていると、しばしば、人の心の持つパワー
というか、心の治療というか、そういうものの存在に驚くことがある。

24歳の体格のいい男性が入院してきた。彼は、数年前に交通事故で
むち打ち症になって以来、しばしば激しい頭痛に見舞われるように
なった。

最初は一般的な鎮痛剤(ちんつうざい)を使用していたが、それでは
効かなくなり、しまいには、モルヒネ用の鎮痛剤の注射をしないと治ま
らなくなっていた。その痛みはかなり激しく、一日に十本以上の注射を
することもまれではなかった。

当然、何度となくCTやMRI、脳波等の検査をしたが、はっきりと
した異常を発見することはできず、そのため心療内科に紹介となった
患者さんである。

彼の場合、頭痛が起こると、頭を抱え込み、一言もしゃべれなくなり、
動けなくなる。ただひたすらに苦悶(くもん)に表情を歪める(ゆが
める)。

痛みのためか、意識もやや朦朧(もうろう)としてくることもあると
いう。やっとの思いで注射をしてほしいと言うのであるが、ある時、
いつもの強い痛み止めの注射を打ちますよと言いながら、生理食塩水
を注射した。

もちろん、生理食塩水に鎮痛効果はない。ところが、驚いたことに、
痛み止めを打ったと同様、痛みは少しずつ軽減し、20分ほどで完全
に消失したのだ。

以来、彼に対しては痛み止めの注射は使用していない。

こんなふうに、薬理的(やくりてき)には症状の軽減がまったく期待
できないような製剤(プラシーボ)を使って、何らかの効果が見られ
ることを、プラシーボ効果という。

この患者さんも明らかに生理食塩水というプラシーボに反応している。
だからこの頭痛は心因性だ、などというつもりはまったくない。

この時ぼくは、原因がどうのこうのというよりも、患者さんの頭痛が
良くなるという事実に関心を持った。

頭痛が取れるという現実に心理的作用が関与していることは間違いない。

どのようなメカニズムで頭痛が軽減するかはわからないが、ぼくは、
生理食塩水というプラシーボが、その人の持つ「心の治癒力」をうま
く引き出すきっかけとなり、その結果、頭痛の症状が良くなったので
はないかと考えている。

すなわち、人の心には本来、身体症状や病気を癒す力が存在しており、
それをうまく引き出すことさえできれば、それらの症状や病気を軽減、
治癒(ちゆ)させることが可能なのではと思っている。

もちろんすべての病気を「心の治癒力」で治せるなどという無謀(む
ぼう)なことを言うつもりはないが、例えば、通常の治療をしながら、
「心の治癒力」をうまく利用することができたならば、一般的な治療
だけをするよりも、より一層、治療効果を上げることはできるのでは
ないだろうか。

気ゴコロ療法院の気功療法でも、気+ココロ(潜在意識)の作用を、
うまく利用できるように取り組んでおります。

このカラクリについてですが、単に「治ると思い込んだから」という
単純な現象ではありません。

激痛が鎮まる(しずまる)ためには、何らかの治癒作用が起きていな
ければならないからです。

いくら強く思い込んだとしても、実際に治癒作用が働かなければ、
激痛は鎮まり(しずまり)ません。

思い込みのあとに、何らかの治癒作用が起きるからこそ、実際に痛み
が鎮まるのです。

思い込むことによって、自己治癒力が発揮されるのです。

人の心には、本来、身体症状や病気を癒す力が存在しています。病気
をつくるのも、治すのもその人自身の潜在意識の力です。

気ゴコロ療法院では、気とココロ(潜在意識)の作用を利用して、病気
だけではなく、その方の人生全体にまで広げていけるように取り組ん
でいます。

人それぞれの潜在意識が、病気の治し方でさえ知っているのですから、
人生で味わう試練(問題)の対処の仕方も、当然のように知っている
のではないでしょうか。

つらい時、悲しい時、悩んでいる時などに、「自分は必ず、この試練
を乗り越えていくことができる」という強い信念と希望を抱く(いだ
く)ことによって、試練をつらいと思う気持ちが軽くなったり、試練
を解決する方法が見つかったりするのです。

“飯田史彦(いいだ ふみひこ)氏の「生きがいの創造」にあります
ように、人はそもそも生まれる前に自分自身で計画してきた試練なの
で、その解決方法や正解は、潜在意識(心の奥)では”知っている“
のですから。

試験問題でも同じく、問題の横に解答があれば、勉強になりません。
人生も同じなのです。

よく運がいい、運が悪いとか言います。また、運命だからと、あき
らめかけている方も少なくありません。

人生を計画してきているというものの、一本道ではなく、いくつも
の道が用意されています。

どの道を選んだとしても、無駄な道はないかと思います。

皆さん、一人ではありません。宗教的な感じで、変かもしれませんが、
一人ひとり、大いなる意志(創造主:そうぞうしゅ)とつながってい
ます。

信念と希望を持つことが大切です。心の力(潜在意識の力)を大い
に利用していきましょう。

気功療法でも、気をいくら送っても、痛みが一向に改善されないカギ
も、実はここに隠されています。

<引用文献>生きがいの本質(元福島大学教授 飯田史彦著)
私は、以前から、気、潜在意識、心の作用について調査・
実践してきております。

気功療法を本格的にはじめて、この3月で丸10年にな
りますが、さらにこの三つの力をもっともっと使って、
心身の健康に役立てていきたいと考えております。

そのなかで、心の作用=プラシーボについて、気功療法に
来られている方から、番組の紹介がありました。

以前、放送された「NHK BS 世界のプラシーボ ニセ薬の
ホントの話」になります。

プラシーボと呼ばれるニセ薬が、本当に効果をもたらす例と、
そのメカニズムについて、とてもわかりやす内容でした。

番組の中の、いくつかの例をご紹介いたします。

●自転車競技選手のサプリメント
自転車競技が盛んなイギリスのマンチェスターから。

イギリスの大学で、トップアスリートに、サプリメントと
称(しょう)したプラシーボを投与(とうよ)する実験で
した。

選手には「新しいサプリメントの効果を見るための実験」  
と伝えて、協力をお願いします。

まず、選手には全速力で、トラックを自転車で、1周回っ
てもらいタイムを計ります。そして、そのあとカプセルを
飲んでもらいます。

カプセルを渡すとき、十数人の選手の半分の人には「あな
たは、ただのカフェイン」、半分の人には「あなたはサプ
リメントとカフェインの混合」と伝えます。

しかし、どちらも、ただのトウモロコシの粉だそうです。

それから2時間休憩したあと、また全速力で、トラックを
自転車で1周し、タイムを計ります。


選手によると、これはキツいのだそうです。普通は1日
1周で、タイムを計ったら、1日おくのだそうです。

結果は、サプリメントと言われて飲んだ人の半数は1回目
を上回るタイム、自己ベストを更新した人もいました。

選手も、「サプリメントのおかげで体が軽くなった」、
「2回目の方が段々楽になった」。ネタばらしをされた
あとも「効果はあった」と言っていました。

研究者によれば、プラシーボによる選手のタイム向上は
2~3%、これはトップレベルであれば、金メダルと
10位以下くらい大きな差ということです。


●脊椎骨折(せきついこっせつ)手術のプラシーボ
デヴィッド・カルムズさんというお医者さんは、脊椎に
セメントを注入する外科手術をしていました。

しかし、間違ったところに注入してしまっても効果が
あったという事例があり、手術のプラシーボ実験をしよ
うと考えたのです。

被験者になってくれる患者を募(つの)り、手術するとき
にはセメントの袋を開けるが、医者自身にも本物か偽物
(にせもの)か分からないようにしています。

患者にはどちらにしても、「大丈夫ですよ。すぐ終わり
ます」などと話しかけるのです。

この手術を受けた一人の患者さんは、台所で滑(すべ)
って転び、尋常(じんじょう)でないくらい痛かった
そうです。

病院にいくと、彼女は背骨の骨を折っており、彼の手術を
受けました。

結果、1週間でゴルフができるほどまで、回復したそう
です。彼女は実は、本当のセメントを注入されていな
かったのです。

彼女は、以前同じ手術を受けたことがあるが、違いは全く
なかったと話していました。

130人の被験者に対して、同様の実験を行ったが、プラシー
ボ群も、本当のセメント手術群も痛みの緩和(かんわ)や、
身体機能の回復などに、違いは見られなかったのです。


●高山(こうざん)での酸素ボンベ
イタリアのマッターホルン近くのチェルヴィニアという
ところ。

ここで、トリノ大学のファブリツィオ・ベネデッティ氏
が、ボランティアを募り、実験を行ったそうです。

酸素ボンベを担(かつ)いで30分、山の上をハイキング
してもらいます。ただし、半分の人は空の酸素ボンベ。

そのあと、被験者の心拍数、神経伝達物質などを測定した
そうです。

彼が注目したのは、PGE2という物質だそうです。血液中
の酸素濃度が下がるとPGE2の濃度が上がり、痛みや高山病
(こうざんびょう)の症状を起こすらしい。

ここで酸素を与えると、PGE2値は下がって症状が和らぐ
のです。

結果は、空の酸素ボンベの人でも、PGE2は下がったそうです。
プラシーボでも、本物の生理的変化が起き、苦痛が緩和さ
れているとのこと。

(PGE2は、プロスタグランジン2と呼ばれ、免疫の活性化に
も抑制にも関わる。ほか陣痛促進や肝臓への作用など、
いろんな機能をもつそうです)

●パーキンソン病の患者
バンクーバーに住んでいる患者さんの話です。

彼は、12年前からパーキンソン病の患者で、薬が手放せない
そうです。薬が無いと、目の前に玄関が見える距離でも座り
込んでしまい、たどり着くのに何十分もかかるほどなのです。

ブリティッシュコロンビア大のジョン・ストーゼル氏は、
このパーキンソン病の薬とニセ薬との効果を比較する実験を
行ったのです。

この患者さんは実験に参加し、プラシーボの方を飲んだそう
ですが、30~45分待ったところ、まっすぐ歩いて自分でも
トイレに行けたのです。

ジョン・ストーゼル氏によれば、パーキンソン病では脳内の
ドーパミンが欠乏(けつぼう)するのですが、プラシーボ
服用後の被験者の脳を見ると、ドーパミンの放出が見られ、
ドーパミンにより活動が弱まる線状体と呼ばれるところが、
たしかに活動が低くなっていたそうです。画像で見ても
活発な赤色が薄くなっていました。

つまり、ニセの薬でドーパミンを作り出せることになるの
です。ただ、パーキンソン病での効果は短時間しか続かない
そうですが、この患者さんは「短時間でも自分の体にドーパ
ミンが作り出せる能力が残っているのは希望が持てる」と
話していました。

ここまでが、番組の内容となっておりますが、アメリカの
ハーバード大学のプロジェクトやイギリスでは、プラシーボ
効果を医療に使う研究がはじまっているようです。

科学者たちは、プラシーボ効果のメカニズムを解き明かそ
うと挑戦を続けています。

日本には、昔から“病は気から”という、ことわざがあり
ますが、まさにプラシーボです。思い込むことによって、
体の中で、何らかの作用が現実に起きているのだと思います。

気功療法に、さらに応用していこうと思います。

以上となります。最後まで読んでいただき、ありがとうご
ざいます。

まずは、血管について、お話しいたします。

1)血管について

人の体全身には、血管が張り巡らされています。
足の先から頭のてっぺんまで、ほとんど隙間(すきま)なく、びっしり
張り(はり)巡(めぐ)らされています。

血管は、3種類があります。動脈(どうみゃく)、静脈(じょうみゃく)、
毛細(もうさい)血管(けっかん)です。

これらの血管をすべて合わせると、どのくらいの長さになるか、知って
いますか。私もびっくりしました。

なんと、全長で、10万キロメートルです。地球の赤道を、2周半できる
長さです。すごい長さですよね。

そして、最も細い毛細血管は、赤血球より小さくなります。
赤血球より細い血管を、赤血球はどうやって通り抜けるのでしょうか。

赤血球は、コンニャクのように柔らかいため、細長い形に変化して、
細い毛細血管を通り抜けることができるのです。

ちなみに、血液が全身を一巡りする時間は、およそ1分です。
1分で、地球を2周半しているわけで、信じられない早さです。

心臓から送られた血液が、体全身を巡り、血液は、酸素、栄養、
水分などを細胞に運びます。

細胞から出された二酸化炭素や老廃物などを取って、尿などとして、
体外に運び出します。おかげで、手足が動き、脳が働きます。
素晴らしい体の神秘です。

私たちは、神秘的な力によって、今ここに、生きています。

生まれたときから当たり前のようにある体ですが、感謝しなければ
いけませんね。ありがとう、血液さん、血管さんです。

それでは、本題の高血圧の話に入ります。

私が、23歳ぐらいだったかと思います。会社の健康診断で、
何度測定(そくてい)しても、最高血圧が140mmHgを越えていま
した。

このあと、会社からの指示により、病院で再検査をすることになり
ましたが、やはり最高血圧が140mmHgを越え、高血圧と診断され
ました。

病院からは、1週間分の薬(降圧剤)が処方されましたが、自分自身
で原因がわかっていたので、服用しませんでした。

ちょうどこのとき、仕事はうまくいっていない状態であり、また車で
事故を起こしてしまい、精神的なダメージが半端ではなかったのです。
そして、この不安な気持ちが、最高血圧を押し上げていると、自分自身
でわかっていたのでした。

2)高血圧のガイドライン

高血圧患者が4千万人、高コレステロール血症3千万人、糖尿病は予備
軍を含めて2300万人・・・・と、日本人にはすごい数の「病人」
がいることになっています。

これは、薬を売るための策略としか思えません。「このぐらいからは
治療したほうがいいよ」という高血圧の基準が、たいした根拠もなく
どんどん下がっているのです。

長い間、最高血圧の基準は160mmHgだったのが、2000年に
140に、2008年のメタボ検診では、ついに130にまで引き
下げられています。

50歳を過ぎたら「上が130」というのは一般的な数値ですから、
たいてい高血圧患者にされ、降圧剤を飲んで「治療」するハメになる。

体内の状況は人によって違います。それを一定の値で「血圧が高い」
と線引きすること自体に無理があります。

その結果、薬品業界はホクホクです。1988年には降圧剤の売り上げ
がおよそ2千億円だったのが、2008年には1兆円を超えて、20年
間で売り上げが6倍に伸びています。
血圧商法、大成功ですね。

高血圧の基準となる数値が10低くなると、血圧の患者さんが1000
万人増えるという現実があることを知っている方は少ないのではない
でしょうか。

総コレステロール値も、日本人は高いほうが長生きだと10年以上前
からわかっているのに、基準値はなかなか上がりません。

コレステロール低下薬のスタチン類は年間2600億円の売り上げが
あって、関連医療費はその3倍と言われています。

問題は、血圧やコレステロールを薬で下げると、数値は改善しても
早死にするリスクが高くなること。世界中の数万人規模の追跡調査で
はっきりしています。

ここで体験談を二つご紹介いたします。
こう言われると
「まさか、そんなことあるわけない!」
「高血圧は、薬を飲まないといけないって聞いたけど・・・」
こんなことを思われる方も多いのではないでしょうか。

しかし高血圧になっても、生活習慣や考え方を変えることで、血圧を
調整できます。なお、この冊子では考え方は省きます。

高血圧に限らず、最近では「薬では、本当の解決は得られない」と話し
たり、本を出版したりするお医者さんも増えてきています。

<<例:65歳・男性・トラック運転手>>
ある日、頭の後ろ側がパンパンに張った感じで、夜も眠れないように
なり、病院に行くと高血圧と診断されました。健康には自信があった
だけに大きなショックでした。

危機感を感じ、食事を一から見直し、身体のことを考えた食生活に
変えていきました。また慣れないながらも、自ら身体を動かすように
心がけました。

すると1ヵ月ほどで血圧が安定し、頭の痛みもなくなり、体調も良く
なりました。以前にもまして、仕事に汗を流しています。

<<例:65歳・女性・主婦>>
パートの仕事をしながら、家庭を守り、ようやく子育てを終えました。
体調がすぐれず病院を訪れた時、高血圧だと診断されました。

頭が重たく、起きているのもしんどくて、すぐに横になりたくなる
ようなだるさが、続いていました。

この方も、少しでも身体を動かすようにと、散歩をし始め、食生活も
身体のことを考えたものに変えていきました。

すると、1ヵ月ほどで、血圧も安定し、だるさや疲れも無く、寝つき
や目覚めも良くなりました。また、つらかったひざの痛みも毎日歩い
ていると、ずいぶん楽になりました。

このお二人は、なぜ血圧を安定させることができたのでしょうか。

何も特別なことをした訳ではありません。毎日の生活を見直し、血圧を
安定させるコツをつかんだことで、身体にある自然治癒力(しぜんち
ゆりょく)が働き、本来の健康を取り戻したのです。

実は、お二人がそのことに気づいたのは、“血圧の仕組み”を理解した
からだったのです。

3)血圧が高くなる仕組み

「塩分のとりすぎ」、「太りすぎ」、「ストレス」など、様々な理由が
あげられますが、もっとも問題なのが、血液中に過剰な栄養分が余っ
てしまい、血液の流れが悪くなる『ドロドロ血液』なのです。

「血がドロドロになる」とは、血液の中の余分な栄養が、のりのよう
に赤血球にくっつくことで、赤血球同士が鎖(くさり)のようにつな
がってしまい、血管の中が流れにくくなってしまうのです。

そうするとひどい場合には、血管が詰まってしまい、脳梗塞(のうこう
そく)や心筋梗塞(しんきんこうそく)などを引き起こしてしまう
恐れがあります。

しかし、私たちの身体はよくできたもので、そうならないように、
身体の中では、自然に安全装置が働くようになっています。

つまり、血がドロドロになり、血管の中を流れにくくなると、私たちの
心臓は、身体のすみずみまで血液を送り出そうと、一所懸命に動いて
くれるようになるのです。

このように心臓が血液を送り出すために圧力を強めた状態。これが、
高血圧と言われる状態です。

◎血がサラサラになると、血管の中を血が流れやすくなります。
       ↓
◎そうすると、身体の中の血の循環、つまり、血のめぐりがよく
なります。
       ↓
◎すると、心臓の負担が少なくなり、血圧が下がって安定します。

では、どうすれば、血の「めぐり」がよくなり、血が「サラサラ」に
なるのでしょうか。


4)簡単!15分で血のめぐりがグーンとUP

では、血のめぐりをよくするのに、最も効果的なことは、運動なのです。
「なんだ、そんなことかぁ・・・」と思われるかもしれませんが、
身体を動かすことで、確実に血のめぐりはよくなります。

ご紹介したお二人も、散歩をして身体を動かすことで、血のめぐりが
よくなっていったのです。

男性は一日に1時間ほど、女性は週に2~3日、1回1~2時間ほどの
散歩を続けました。その習慣が血のめぐりをよくしたのです。

散歩(ウォーキング)は、身体に負担をかけず、酸素を取り入れながら
カンタンにできる有酸素運動の代表格でもあります。

また、散歩の中に「その場スキップ」を取り入れてください。毛細血管
は、年とともに、細胞同士の「接着」が甘くなってしまいます。

すると血液が途中で漏れ出してしまい、毛細血管の劣化を引きおこし
ます。しかし日ごろから十分な血流があると、細胞がお互いにくっつき
あって、血液の漏れを防ぎ、健康な毛細血管を生み出してくれるのです。

その場スキップで、ふくらはぎのポンプ機能を強め、足の下の方か
ら血液を戻す力を高める効果が期待出来ます。

散歩の時間についてですが、最初から1時間は、さすがに難しいか
もしれませんが、10分程度のカンタンにできることから、はじめ
てみてください。その場スキップも1分ぐらいからはじめてみてく
ださい。

でも、そうは言っても身体を動かす習慣もないし、また時間もなく、
なかなか始めにくいなぁという方におすすめなのが、「血圧気功法」
です。ここでは、気功法の一部をご紹介します。

①肩回し:前から後ろ、後ろから前へと回します。肩や肩甲骨の
裏側の血液やリンパ液の流れがよくなります。
上げるときに息を吸って、下ろすときに息を吐きます。

②呼吸法:口から、細く長く、ゆっくりと息を吐いていきます。
   吐ききったところで、鼻から空気を吸い込みます。
      吐くときには、身体全身の力をぬきます。

5~10分ほど続けましょう。

③腕さすり:腕から指先への血流UPのマッサージをします。

④耳こすり:手のひら全体で、耳ツボを刺激します。      
耳の表、裏をこすります。

⑤かかと上げ:親指から小指に順番に体重を移動させていき、
かかとを上げていきます。


5)ドロドロからサラサラへ

これは、高血圧だけでなく、ほとんどの病に言えることですが、
食べ過ぎが要注意なのです!!

◎食べ過ぎてしまいます。
    ↓
◎吸収しきれない余分な糖や脂肪が、血の中に残ってしまいます。
    ↓
◎余分な栄養分が、赤血球同士を鎖のようにくっつけて、血が
流れにくくなります。
    ↓
◎ドロドロ血液になってしまいます。

健康法として、断食(だんじき)や少食が取り上げられるのも、
この仕組みが関係しています。

よく“腹八分目が病なし”と言われますが、この身体のメカニズム
からも正しいことがわかります。

食べすぎは、身体にとって大きな負担になっているのです。また、
食生活では、塩分をひかえる、緑黄色野菜を食べる、海藻類を
食べると言いますが、私にはできませんし、続けられません。

そこで、カンタンに誰もができることをご紹介いたします。

それは、お酢なのです。皆さん、知っていましたか。お酢は、
1万年前から存在する最古の調味料の一つなのです。

疲労回復や消化吸収をよくしたり、殺菌作用があったりと、幅広い
効果があります。

このお酢が、血圧にとっても強い味方となってくれます。お酢に含ま
れている「クエン酸」は、血液の中の血小板が固まるのを防いでくれ
る働きがあります。

つまり、血がドロドロになるのを防いで、血を流れやすくしてくれ
ます。しかも、お酢の効果はこれだけではありません。

お酢を飲むと、身体の中に「アデノシン」という物質が発生します。
このアデノシンは、狭くなった血管を広げて、血液を流れやすくして
くれるのです。

さらに、クエン酸は、ガンにもすごく効果があるということがわかっ
てきました。

では、お酢をどのようにとればいいのでしょうか。
それは、果実酢(かじつす)です。

例えば、リンゴ酢とキウイの場合は、

①保存できる瓶(ビン)にリンゴ酢を入れます。
     ↓
②そして、キウイの皮をむき、輪切りにして入れます。キウイ
2個分入れます。
     ↓
③角砂糖を入れます。
     ↓
④そして2週間で完成です。
     ↓
⑤2週間後、コップ1杯に大さじ2杯分のリンゴ酢+キウイを入れ、
水またはお湯を注いで飲みます。

リンゴ、バナナ、ブドウなど、いろいろな果物といくつかのお酢を組み
合わせることにより、たくさんの効果が期待できます。

それでは、今回の高血圧対策(血圧の安定対策)をまとめますと、
以下の三つになります。  *免疫力も高まります!

◎身体を動かす(散歩)。または血圧気功法をおこなう。

◎食事は腹八分。
よく噛んで、ゆっくり食べれば、満腹中枢の働きによって、食事の
量を少なくできます。だいたい15分で満腹中枢が働きます。

◎お酢をとる。おすすめは果実酢。


6)高血圧は自然な身体の反応
              (埼玉県 おおみや診療所の松本医師)

そもそも年齢を重ねると血圧が高くなるのは、自然な身体の反応で、
病気ではありません。
年とともに、血管も老化し硬くなります。そして、硬くなった血管を
通って血液を身体のすみずみまで届けるには、血圧を上げて、力一杯
(ちからいっぱい)に血液を押し出す必要があります。

こうして加齢と共に血圧は高くなりますが、それは身体にとっては
自然なことで、年齢に90をプラスした数値が血圧の適正値となります。

つまり、60歳なら150、70歳なら160が適正な血圧です。

7)降圧治療で脳梗塞(のうこうそく)の恐れが2倍に

「血圧が高いと脳卒中が心配」と言う方も多いかもしれません。
しかし、2006年12月31日の日経新聞の記事で、降圧治療で脳梗塞の
発症率が2倍に増えるという論文が発表されました。

脳梗塞は、脳の血管がつまり、脳の組織や細胞が死んでしまう病気ですが、
実は、心臓は血圧を上げることで、脳の血管につまったゴミを押し
流そうとしています。

そこに薬で無理やり血圧を下げると、ゴミは残ったままで血液の流れが
弱まり、脳梗塞を起こす危険が高くなってしまうのです。

脳梗塞や心筋梗塞など、最初に気功療法に来られる方に、よく質問を
します。

質問の結果、こういった血液の詰まりが原因となる症状の多くの方は、
ほとんどと言っていいほど、以前から降圧剤を服用しているのです。

血液は、体にとってもっとも大切です。降圧剤や血液をサラサラにする
薬を、症状によっては一時的に服用するのはしかたないことかもしれ
ません。

しかし、“長期間”または“あたりまえ”に服用するのはどうかと思い
ます。

身体を動かし、食生活での工夫をしながら、医師との相談のうえ、薬の
量を減らしていく、または服用をやめればいいかと思います。

ぜひ、皆さまの健康な暮らしのサポーターとして、お役立てください。

一人でも多くの方が、自然に血圧を調整でき、毎日イキイキと健康に
すごしていただけることを心から願っております。
 

<参考>
・医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生き
 する方法               (近藤誠医師)
・自然治癒力をともに高める会の冊子