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健身練(けんしんれん)の活動を通じて得た健康情報をご紹介します。 http://www.eonet.ne.jp/~yorokobi/
皆さん、血液の変化を知っていますか。私も知りませんでしたが、
否定的な感情(消極的な感情)が、あらゆる病を引き起こすのです。

人を憎んだり、怒ったり、そして愚痴を言ったりすると、血液が
変化いたします。

中村天風の生きる手本より、ご紹介いたします。表現を少し変えたり、
まとめたりしています。

<言葉の補足>
 ・実在意識 → 顕在意識と同じ。
 ・感情とは、まわりからの感覚を受けた時の気持ち(周り→自分)
 ・情念とは、感情をもとに何かに対して外に発する自分の気持ち
                        (自分→周り)

1)まず、自分の“心の倉庫”をのぞいてみる
人間の心でおこなう、思考というものですが、心の表面では実在
意識というものがおこなっています。

しかし、人間が何事を思うにつけても、考えるにつけても、この
心の表面の実在意識だけで、その単一な働きだけで、ものを思っ
たりするものではないのであります。

実在意識の奥にもう一つ、潜在意識というものがあります。
俗に心の倉庫と言います。

この中で思ったり考えたりするすべての材料が、観念要素と名づ
けられてはいっています。

何かものを考えようとすると、すぐこの観念要素が、ひょいひょ
いと飛び出して来ては、実在意識となります。

人間の思い方考え方が、尊くなるのも卑しくなるのも、強くなる
のも弱くなるのも、正しくなるのも清くなるのも、結局はこの観
念要素の状態に左右されているということになります。

そういうことに、たいていの場合、気がつかないのです。
われわれの思い方考え方が少しでも消極的である場合、直ちに、
われわれの生きる肉体生命のうえに、驚くべき、よくない変化が
現れて来ます。これをたいていの人は知りません。

お医者さんがだいいち気のつかない人が多いんだから、素人の気
のつかないのは無理はないが、すこしでもわれわれの心の中に
消極的な感情、情念が起こると、命を生かす上に直接欠くべから
ざる血液とリンパとが、その性能のすべてが、消極的な感情、
情念の発生と同時に、ディストロイ(破壊)されてしまうのです。

これをご存知ないでしょう。

知らないから、平気を怒ったり、泣いたり、恐れたり、憎んだり、
恨(うら)んだりしているのです。

怒ると血液は直ちに黒褐色(こっかっしょく)になって味(あじわ)い
が渋くなるのです。

どうです。悲しむと茶褐色(ちゃかっしょく)になって味(あじわ)い
が苦くなるのです。

恐怖の念が心に生じると、血液はたちまち丹青(たんせい)色(しょく)
になって、味いは酸っぱくなります。

色と味の違った血液とリンパはどうなる。血液の持っている大事
な役目が、完全に遂行されない状態になります。

血液には二つの役目があります。一つの役割は、われわれの肉体を
組織している細胞を養うために、栄養物を運びます。

もう一つは、われわれの肉体生命の存在に、危害を加えるバクテリ
アや細菌を、血液中の白血球というものが、取り殺してくれるの
です。

これを医学では、食(しょく)菌(きん)作用(さよう)といいます。

けれどもそれは、理想的な血液が体内を循環している場合のみ
おこなわれる状態です。

理想的な血液とは、血液の主成分が弱アルカリ性である場合に
いいます。

2)幸福になる人は「怒らない」「悲観しない」「恐れない」
ところが、消極的な感情・情念を起こした場合の、色や味の
変わった血液は、弱アルカリ性ではないのです。

どういった血液かと言うと、酸が非常にふえて、医学的にいうと、
アシドーシスという血液になってしまうのです。

このアシドーシスという血液になると、黴菌(ばいきん)でも何で
も、繁殖(はんしょく)するのに非常に都合のいい状態になります。

それが嘘(うそ)でない証拠は、あらゆる事実に証明できるが、
いちばん早わかりのできるのは、神経過敏な気の弱い人が病に
かかると、どうしてもその病が長びきます。

また、得(え)てして、病にかかりやすい。結局、抵抗力が体から
減らされているものです。

ところが、そういう理由さえ知らないくらいなんですから、
血液がそういう状態になるような、消極的な観念とはどういう
ものか、知りませんよ。

それでは、消極的な感情、情念とはどんなものでしょうか、以下に
示します。

(第1)怒ること、皆さんの得意とするところ。
(第2)悲観すること。これも頼まれなくても、しょっちゅう
やっていること。
(第3)やたらと理由なくして恐れること。
(第4)憎(にく)むこと。皆さんお得意とするところ。
(第5)恨(うら)むこと。
(第6)焼きもちを焼くこと。男女の間だけではありません。

この中のどれかが、心に起これば、それが消極的感情、情念です。

たちまち血液とリンパの弱アルカリ性が、ぐっと破壊されてしま
うのです。

3)消極的感情を“掃除(そうじ)する”
とにもかくにも、この消極的感情、情念を、自分の実在意識の中に
発生せしめないようにしなければならないが、それがいけないと
言われたそばから、発生させまいと思ってもダメなのです。

なぜかというと、潜在意識の中に、観念要素の中に、そのどれ
かしらんがはいっているかぎりはダメなのです。

実在意識にそういうことを、思ったり考えたりすることが、いけ
ないのではありません。

学者や識者、あるいは宗教家は、そういうときに、そういう思い方
考え方をするからいけないというけれども、私から言わせれば、
潜在意識の中に、そういうことを思わせたり考えさせたりする
ような、材料をため込んでおくことがいけないのです。

考えてごらん。四斗(よんと)樽(だる)に水をいっぱい入れておい
たら、いつのまにか、“ぼうふら”がわき出したとします。

これでは、いけないので、あとから新しい水をいくらいれても、
“ぼうふら”の卵をとらないかぎりは、いつまでまっても
“ぼうふら”を失くすことはできません。それを多くの人は気が
つかないのです。

アパートを借りに行ってからに、空き間がなければいれないのと
同じこと。どんないいことでも、潜在意識の中にはいりたくても、
潜在意識の中は、空室なしの状態です。

まず一番に、潜在意識、すなわち心の奥の、大掃除をやらなけれ
ばいけないのです。

4)夜、寝る前は「昼のことを考えるな」
今夜から寝がけに、必ず、寝床の中へはいったら最後、昼間の
出来事と心を関係つけさせない努力をするのです。

人間、生きている間、自分がいくら朗(ほが)らかに生きていよ
うとしたって、はたから来る波や風は、これはもう防ぐことが
出来ないのです。それが人生。

いったん寝床へ入ったら最後、どんな辛いこと、悲しいこと、
腹の立つことがあったにせよ、それをどうしても考えずにいら
れなかったら、明日の朝、起きてから考えるようにするのです。

寝ることと考えることをいっしょにしたら、寝られなくなって
しまいます。

寝ている間、あなたの命を守ってくれている造物(ぞうぶつ)主
(しゅ)は、ただ守ってくれているばかりでなく、疲れた体に、
蘇(よみがえ)る力を与えてくれています。

夜の寝がけは、それがたとえ嘘であってもほんとうでも、その考
えた考え方が無条件に、われわれの潜在意識の中に、すっとはい 
って来る。そういう作用が、どんな人間にもあるのです。

5)夜の寝床の中だけでも精神のアンテナを変えろ
寝床の中にはいってからは、この精神のアンテナというものは、 
無条件に、よいことでも悪いことでも、もうすべてが、ちょう
どあなたがたの料簡(りょうけん)と同じように、差別なくはい
りこんでしまうのです。

だからいいことを考えるのです。嘘でもいいから、俺は優れた
人間だ、俺は思いやりのある人間だ、俺は憎めない人間だ、
俺は腹の立たない人間だ、俺は焼きもちを焼かない人間だ。
こう思えばいいのです。

夜の寝床の中だけは、神の懐の中へはいったような、おだやか
な気持ちになってごらん。

今夜から、寝がけだけは絶対に尊い人間になるのです。

どんなに体にいい結果が来るか、やってみたものだけが知る味
(あじ)わいです。やってごらんなさい。

まぁ、まぁ、毎晩、やってごらん。それが観念要素に対する、
連想(れんそう)行(ぎょう)、というんだよ。

6)「参った」「助けて」「苦しい」と言うなかれ!
絶対に消極的な意思表示をする言葉を口に出さないように。
参った、助けてくれ、どうにもならない、苦しい、痛いという
言葉を口に出さないようにすることです。

神経過敏の人間の言葉というものは、いつでも、泣きごとか、
愚痴か、世迷(よまい)ごと。

天はみずから助くる者を助く。(人に頼らず自分自身で努力
する者には、天が助け、幸福 をもたらすということ)

生まれたときに、あなた方はすでに、造物主の仕事を手助けする
ために、普通の動物に与えられていない力を、豊富に持って出て
きています。それを使ってこそ、本当の人間になれるのです。

一番の心がけとして、どんなことがあろうとも、自分の生命の
状態に対して、消極的な方向から、これを表現する言葉を使わ
ないようにすることです。

怒ること、悲観すること、恐れること、憎(にく)むこと、恨
(うら)むこと、焼きもちを焼くことなど、あなたの血が汚れます。

どんなことがあっても現在感謝。ああ有り難い。何に対しても
現在感謝。病になっても、ああ、有難う。病になっても有り難い
とはおかしいじゃないか。だって、死んじまわなかったんだろ。

そういう気持ちを持っていると、どんなことがあっても、憂
(うれ)いとか辛(つら)いとかいうことがなくなるんだ。朝から
しょっちゅう、にこにこ。

<参考書籍>
 中村天風の生きる手本 (宇野千代 中村天風述)
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