健身練(けんしんれん)の活動を通じて得た健康情報をご紹介します。 http://www.eonet.ne.jp/~yorokobi/
気功療法に来られる方のなかには、長年、肩こりや腰痛で悩まされて
いる方がおられます。
おられます。

たいへん申し訳ないですが、今回はこのようなタイトルで書かせていた
だきました。事実のようなので書かせていただきました。m(_ _)m

皆さん、揉めば気持ちが良く、筋肉がほぐれたかのように思われま
せんか。

気功療法に来られた方には、一応(いちおう)、「筋肉を揉(も)むと、さら
に硬(かた)くなり、ますますコリますよ」と伝えるようにしています。

その内容について、わかりやすい本がありましたので、以下にご紹介
いたします。

【揉めば揉むほど肩はこりやすい】・・・・腰痛も同じです。
局所的(きょくしょてき)に揉んだり押したりしても、肩こりは治らない
―――そう言われても、肩がこっているときは、思い切りギュウギュウ、
グリグリと揉んだり押したりしたくなるものですよね。

私も、かつてはマッサージに通って「気持ちいいな~」と思っていた
ので、気持ちはよくわかります。

揉むと痛いけれど気持ちがいい、いわゆる「イタ気持ちいい」という
感覚(かんかく)がありますね。

実は、このときパンパンに張った筋肉の「筋線維(きんせんい)」が断裂
(だんれつ)しているのです。

筋肉は、細い繊維(せんい)が束(たば)になったソーセージのようなもの
で、両端(りょうたん)が細くなっています。

そのソーセージの皮に当たるのが筋(きん)膜(まく)という袋状(ふくろ
じょう)の膜(まく)です。

筋膜におおわれた筋肉は、何本か束ねられた、さらに大きな筋膜におお
われています。

筋肉の動きが悪くなると、老廃物(ろうはいぶつ)がたまってパンパンに
張り、内圧(ないあつ)が高くなって筋膜がピーンと張り詰めた状態に
なります。

そこへ揉(も)んだり押したりといった力が加わると、筋(きん)膜(まく)
はピリピリと細かく破れ、さらに筋(きん)繊維(せんい)も断裂(だんれつ)
します。

硬(かた)いステーキ肉を焼く前には、パンパンと叩(たた)いたり揉んだ
り引っ張ったりして、柔らかくしますよね。

肩を揉んだり押したりするのは、同じことを人体で行っているわけです。

筋線維を断裂させれば、当然お肉は柔らかくなりますが、生身(なまみ)
の私たちの体の場合はどうなるのでしょうか?

肩こりの痛みは、実は筋肉じたいではなく、筋膜から発生しています。

パンパンに張った筋肉が折れ曲がって筋膜がグーッと引き伸ばされたとき、
あるいは外部からの刺激でピリピリと破れたとき、末梢(まっしょう)神経
(しんけい)が発した発痛(はっつう)物質(痛みのもと)を筋膜にある神経
(しんけい)末端(まったん)の受(じゅ)容体(ようたい)が受け取り、電気
信号となって脳に伝達するのです。

筋線維や細かい筋膜が破れると、内圧が低くなり、筋肉が少し柔らかく
なります。

筋膜が破れ、内圧が低くなると、パンパンに張っていた筋肉が解放され
ます。

これが痛いけれど気持ちいい、「イタ気持ちいい」という感覚を生み出し
ているのです。

でも、実際は筋膜と筋線維が損傷しているのですから、痛みが残ります。

揉んだ翌日に痛みが出る、いわゆる「揉み返し」があるのは、組織が損傷
しているからです。

調理用のお肉と違い、生きた人間の組織は、傷ついたら、そこが修復され
ます。

ただし、断裂した筋線維が再生するときは、以前よりも硬くなります。

つまり、マッサージをすればするほど、肩の筋肉はどんどんガチガチに
なってしまうのです。

さらに言えば、筋膜が裂けると、破けたところから筋肉がはみ出して、元に
戻らなくなる可能性があります。

こうなると、慢性的な痛みにつながってしまいます。

五十肩だと思って悩んでいたら、実は筋膜の破れが原因だった、という例も
あります。

筋膜が裂けると激痛が走ります。裂けた部分により圧力がかかり、圧力が
かかったところはなかなか修復されません。

揉んでも肩こりが解消しない理由が、これでわかっていただけたでしょうか。

解消しないどころか、余計にひどくなる可能性があるのです。よほど注意
が必要です。

【なぜ赤ちゃんには肩こりがないのか】
みなさんの中には、肩こりの原因を「筋力不足」と考えて、筋トレに励ん
でいる方がいるかもしれません。

筋トレをすれば、重い頭を支えるのが苦ではなくなり、前かがみの姿勢に
ならなくてすむという考え方です。

筋肉をつけることは、悪いことではありません。ここでは、そんな筋トレ
の害についてお話ししたいと思います。

筋トレというのは、筋肉を収縮させるのを繰り返して、大きくしていく
作業です。

筋肉は収縮すると硬くなります。鍛えるばかりで弛緩(しかん)させなければ、
筋肉は硬くなる一方です。

ギュッと固く絞ったおしぼりが水を吸わないように、硬くなった筋肉には
体液が浸透(しんとう)しません。「水」が循環しない筋肉には、必要な酸素
や栄養素が供給されず、疲労物質がたまっていきます。

これでは、肩こりが良くなるどころか、ますます痛みが強くなってしまうで
しょう。

つまり、筋肉は「量」よりも「質」が問題なのです。

いくら筋肉ムキムキでも、硬い筋肉ばかりでは、「水」を循環させるポンプ
にはならず、お荷物でしかありません。

筋肉に未来の役割を果たしてもらうためには、筋トレをするよりも、筋肉を
ゆるめるほうが先決です。

実のところ、筋肉は鍛えなくても、赤ちゃんのように、“ふにゃふにゃ”に
ゆるめるだけで、筋肉には酸素と栄養がいきわたり、十分育つのです。

むしろ、柔らかいほうが力を発揮できます。

【ストレッチは「一時しのぎ」と心得よう】
肩こりを解消するために、ストレッチをする人も多いと思います。両腕を
グーッと上に引きあげたり、肩甲骨を後ろに思い切り反らしたり・・・・
普段伸ばさない部分を伸ばすと、気持ちがいいですよね。

でも、残念ながらその気持ちよさは一時的なものです。おしぼりの例を思い
出してください。

ギュッと固く絞ったままのおしぼりを、グーッと引き伸ばそうとしても、
ろくに伸びもせず、柔らかくもなりません。

筋肉には、引っ張られると反動で引っ張り返そうとする働きがあります。
骨格筋の中には筋(きん)紡錘(ぼうすい)という、筋肉の伸び具合を感知する
受容体があります。

これにより、筋肉が激しく伸ばされると、反射的に引っ張り返す力が働き
ます。

だから、むやみに筋肉を引っ張ると、筋肉の引っ張り合いが起こり、過緊張
に陥ってしまうのです。

【筋肉が喜ぶ、ゆる~い運動】
筋肉をゆるめるポイントは、筋肉をゆらすことです。

ここからは、本の内容とは別です。

私もそうです。現代の日本人に肩こりや目の疲れが多いのは、体を動かさ
ずに、パソコンの前で、仕事でも買い物でも、座ったまま済ませられる
ようになりました。

この反動で、体を動かしましょうと、都道府県ごとに、マラソンブームが
湧き上がりました。

筋肉を動かすと言っても、ジョギングや筋トレなどの激しいスポーツを
するのは逆効果です。

激しい運動は、負荷が大きすぎて筋肉を疲労させてしまいます。

筋肉に負荷をかけるのは、ブレーキをかけながら自転車をこぐようなもの
です。

筋肉は、本来、ゆるめるものなのです。

私の一番のおすすめは、振動功(しんどうこう)と、耳(みみ)擦(こす)り
です。そして、呼吸法です。

文章では、説明しづらいのですが、健康気功での説明および気功療法の際に、
その方の症状にあった自宅でできる気功法で説明いたします。

やってはいけないこと。体を揉んだり、押したりしてはいけません。

やればやるほど、血行が悪くなり、コリができます。

マラソンにしても、筋トレにしても、やりすぎには注意が必要かと考えます。
参考にしていただければと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

<参考書籍>
 肩こりは10秒で治る 佐藤青児
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