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健身練(けんしんれん)の活動を通じて得た健康情報をご紹介します。 http://www.eonet.ne.jp/~yorokobi/
現在、日本人が抱えている健康問題で、もっとも多いものが腰痛です。
腰痛はどんどん増え続けています。

気功療法を受けながら、まずは以下のことを理解していただき、日々の
生活をおくるうえで、考え方を変えてください。

症状の重さや発生した時期、そして受ける方の気の入りやすさなど、人
それぞれの状況によって、気功療法の回数や期間が異なりますが、あき
らめないでください。

パーフェクトではありませんが、接骨院(せっこついん)やカイロなどで、
解決できなかった腰痛を、皆さんと一緒に改善できるよう、取り組んで
いきます。

“今までの常識が変わります”。それでは本題に入ります。

なぜ、そんなに多いのでしょうか。生体(せいたい)力学(りきがく)に基づ
いた機械の発展などにより、腰への負担は大幅に軽減しています。

にもかかわらず、腰痛患者が減るどころか、増加の一途をたどっている
のです。

気功療法へも、別の病気や症状で来られる方のなかに、慢性腰痛の方が
結構います。

太ももの骨を折っても、4ヶ月もあればくっつくのに、なぜ腰痛が続く
のか、私自身、不思議に感じていました。

この冊子では、一番多くて、わかりやすい腰痛を例にしますが、胃に関し
ても同じです。胃カメラで検査しても異常なし、しかし痛みが続くのです。
この痛みについては、多くの病にも共通するのです。

それでは、腰痛を例に説明いたします。

よくこんなことを耳にします。

○腰痛は、直立(ちょくりつ)二足(にそく)歩行(ほこう)した人類の宿命
(しゅくめい)で、からだの重さに耐(た)えきれなくなった腰の悲痛
(ひつう)な叫(さけ)び。

○過重(かじゅう)な負担で受けた腰の損傷(そんしょう)は、背骨(せぼね)
や椎間板(ついかんばん)の異常として、画像検査で確認できる。

○腰痛に襲(おそ)われたときは、痛みが消えるまで寝ているのが鉄則
(てっそく)。

○完治させるには手術によって腰を修理する以外にない。

この手の話は、前世紀の遺物(いぶつ)と化しています。

腰が痛いからといって安静にする必要はありません。腰痛にまつわる迷信
や神話はすべて忘れ、不安や恐怖に打ち克(か)ち、動くことです。

本当に手術が必要なのは、重大な病変(びょうへん)のある、ごく一部の方
にかぎられています。

歳を重ねるごとに進行する「変形性(へんけいせい)脊椎症(せきついしょ
う)」、「椎間板(ついかんばん)変性(へんせい)」、手術を連想させる
「椎間板(ついかんばん)ヘルニア」や「脊柱管(せきちゅうかん)狭窄症
(きょうさくしょう)」と診断された方は、自分の腰は治らないと考える
のです。

レントゲン写真やCTスキャナー、MRIで、腰痛患者と健康な人を比べ
ると、異常検出率に差がないのです。

脊柱管(せきちゅうかん)狭窄症(きょうさくしょう)は、神経の通り道で
ある脊柱管(せきちゅうかん)が、老化による背骨(せぼね)の変形などで
狭くなり、腰痛や下肢痛(かしつう)、歩行障害をきたすと考えられてい
ます。

ところが、脊柱管(せきちゅうかん)がほんの少し狭くなっただけで、激し
い症状を訴える方もいれば、完全に塞(ふさ)がっているのに症状のない
健康な人もいて、脊柱管(せきちゅうかん)の狭(せま)さと症状の程度と
の間に相関(そうかん)性はありません。

それに棘(きょく)突起(とっき)ごと椎(つい)弓(きゅう)を取り除く手術で、
脊柱管(せきちゅうかん)を解放したとしても、必ず症状が改善するという
保証はありません。

短期的には痛みが和らぐものの、長期的にみると手術をしてもしなくても
改善できるのです。


【危険! CT検査の被曝量(ひばくりょう)】
検査回数や撮影枚数に制限のないCTでは、胸部(きょうぶ)レントゲン
写真の500倍の放射線を浴びることになります。

1回の全身スキャンで浴びる被曝量(ひばくりょう)は、原爆の爆心地(ば
くしんち)から、3.2キロ離れた場所にいた生存者とほぼ同じとされ
ています。

*放射線を使わないMRIのほうがいいのです。

では、腰痛の原因は何になるのでしょうか。

結局、腰痛を引き起こし、何度も再発させ、回復を妨げていた真(しん)犯人
(はんにん)は、腰などの損傷ではなく、心理(しんり)社会的(しゃかいてき)
因子(いんし)だったのです。

日本は古来より、「病は気から」という言葉があります。皆さんの症状が
気のせいだとか、大げさだとかという意味ではありません。

どんな病気であれ、気持ちのあリ方ひとつで、重くもなれば、軽くもなると
いうことなのです。


【心理(しんり)社会的(しゃかいてき)因子(いんし)】
緊張、悩み、不安、抑うつ、怒り、認知の歪み(完全(かんぜん)主義(しゅ
ぎ)や悲(ひ)観(かん)主義(しゅぎ))、不満のある仕事、職場でのストレス
はもちろん、医療システムや社会システム(経済的・政治的問題など)の
あり方が複雑にからみ合っています。

1)不適切な態度と信念
  ・痛みは動いたり仕事をしたりすることで強くなると思っている。
  ・痛みを消すことはできないと信じ込んでいる。
  ・完全な痛みが消えなければ、日常生活や仕事に戻れないと信じている。

2)感情の問題
  ・気分が落ち込んでいる、楽しいと思えることがない。
  ・怒りっぽくて、いつもイライラしている。
  ・不安が強く、身体感覚が過敏(交感神経の興奮(こうふん))。
  ・大きな心理的ストレスを感じている。
  
まだまだ、たくさんの腰痛疾患の危険(きけん)因子(いんし)がありますが、
代表例です。

腰痛は専門家に任せるしかない、医学的問題と思っているのではないでしょ
うか。でもそれはちがいます。

他人(ひと)任(まか)せにしていると、いつまでも糸口は見えてきません。
心身両面にわたる多角的アプローチが必要です。

皆さん自身が主治医となって、腰痛に立ち向かうのが、有効だということです。

痛みを恐れてビクビクしながら過ごすのと、治るものだと安心して過ごすの
では、症状の強さ、回復速度、再発頻度に雲泥(うんでい)の開きがあります。

安心は腰痛の特効(とっこう)薬(やく)です。これは、どのような症状や病気に
ついても共通です。

私の気功療法も同じですが、「治療してもらう」「治してもらう」という受け
身的な治療ではいけません。

受け身的な方法は、腰への過剰な注意の集中を招き、慢性化を助長(じょちょう)
するように働いてしまうのです。

無理のない程度で、皆さんの好きな運動や私のすすめる気功法をすればいい
のです。

身体を動かすことは、慢性腰痛にとってはきわめて有効で、手術を上回るほど
の効果があります。

繰り返しになりますが、手術で短期的には、症状の改善が期待できるものの、
長期的にはあまり変わらないのです。

手術をすれば必ず治るというものではありません。

手術には常に、症状がまったく変わらないか、あるいは悪化する「脊椎(せきつ
い)手術後(しゅじゅつご)不全(ふぜん)症候群(しょうこうぐん)」に進展する
危険性をはらんでいます。

数年前ですか、日曜日の朝、「健康カプセル! ゲンキの時間」で、同様の
内容が放送されていました。

心理社会的因子による腰痛を克服(こくふく)した好事例です。


【戸澤洋二さん 63歳 腰痛】
会社員(営業)であり、ほとんど休みがなく、仕事でたくさんの
ストレスをかかえていました。

腰痛のため、背骨を伸ばすことができず、歩くことも困難に。
一番つらかったのが電車通勤で、東京のひと駅は2分くらい。
ひと駅が立っていられない。

駅のベンチで10分くらい座り、また電車に乗るのです。
家に帰るのに、6時間くらいかけて帰ったこともあったのです。

バーナーで焼かれるような痛みであったと言っておりました。

病院をはじめ、接骨院や整体など、ドクターショッピングを繰り
返していました。

しかし、やればやるほど悪化していき、この状態が7年間も続いた
のです。

そして、なんとかならないかと、インターネットでいろいろと
検索をしていたところ、「一筋の光が!」。

心理(しんり)社会的(しゃかいてき)因子(いんし)が腰痛の原因と
考える、「TMS(緊張性筋炎症候群)理論」に出会ったのです。

この理論は、「腰痛疾患の原因は構造異常ではない」、「正しい
情報こそが腰痛疾患の特効薬である」ということです。

この理論を主張したのは、ニューヨーク大学医学部のジョン・E・
サーノ教授です。1984年です。

当時の常識からあまりにかけ離れていたことと、科学的根拠が
不足していたため、世間には受け入れられることはありません
でした。

ところが、1991年に『サーノ博士のヒーリング・バック・ペイン』
が発刊されると、長年の痛みから解放された読者が数十万人あら
われ、この現象をアメリカのマスメディアが大きく取り上げたの
です。

わかりやすく言うと、精神的な苦痛があると、脳が身体の一部の
筋肉に痛みをだすというもの。ストレスがあった時に、人間の
弱いところをいじめる(痛みをだす)というのです。

この男性は、昔からずっと腰が弱かったから、ストレスが腰にきた
のではないかと考え、TMS理論を試してみることにしました。

するとどうでしょう、7年間悩み続けた腰痛が、わずか3ヵ月で
完治したのです。

この男性の治療法は、大好きな「ラジコン飛行機を飛ばしたこと」
だったのです。

痛みを紛らわす(まぎらわす)ため、病院で麻酔(ますい)を打っ
ては、大好きなラジコン飛行機を飛ばしていたのです。そして、
麻酔が切れても、痛みよりも楽しい気持ちを脳に覚えさせたのです。

つまり、心から楽しいと思える趣味で「前頭前(ぜんとうぜん)野(や)」
が活性化。前頭前野を活性化すると、体性(たいせい)感覚(かんかく)
野(や)と小脳(しょうのう)の活動がおさまり、腰の痛みが治るのです。

原因となる心理社会的因子(ストレス)をできるだけ減らすような
環境へのアプローチが大切です。

腰痛解消のカギは「楽しい時間を増やすこと!」

腰が痛い痛いと考えていたり、よし何とか治そうと腰痛のことばかり
考えていたりすると、かえって逆効果なのです。

じっと安静にしていることは、腰痛に悪いというエビデンス(証拠・
根拠)があるとされています。

ここまでが、テレビで放送されていた内容になります。

自分のやりたいことを積極的にやることが良いのです。他には旅行に行ったり、
ペットを飼ったり、楽しい時間を増やすことです。

ただただ毎日を過ごすのではなく、人生の生きがいを見つけ、イキイキと毎日
を過ごすことも大切です。

これは、腰痛だけでなく、胃の痛みをはじめ、ほとんどの痛みに共通している
と考えます。

しかし、多くの方から次のような声が聞こえてくるのです。「趣味がないし、
時間に余裕もないし、どうしたらいいのか?」。

本当に困っている場合は、人は時間も作れますし、行動を必ず起こします。
楽しみながら、一度、気持ちをリセットしてください。

急がば回れ、『なりたい・やってみたいノート(メモ)』という簡単な方法を
やってみてください。

ノートでもメモ用紙でもいいです。腰痛がなかったら、“なりたい・やってみ
たい”と思うことを、イラストと文章にするのです。

身近なことや少しチャレンジすればできることなどを、イラストや文章にする
のです。

左側にイラスト(写真を貼ってもいい)、右側に文章を書くのです。

いくつもある場合は、全部書いてもいいのです。そして、それを実行していき、
楽しい時間をつくるのです。

日本でも、徐々に、このTMS理論が広まってきておりますし、『病は気から』
が、だんだんと証明されてきたのです。

似たような話で、昔は、胃潰瘍(いかいよう)が多かったのです。

しかし、それがストレスのせいだとわかってきたら、胃潰瘍が減ってきたのです。

腰痛も同じで、内臓の症状からくる痛み以外は、ストレスが原因です。


【言葉の力による脳(潜在意識)へのアプローチ】
腰痛の方の腰をレントゲンで撮ると、椎間板が飛び出していたり、
骨がいびつになっていたり、あたかも痛みの原因のように見えます。

アメリカでデータをとって、痛い方と痛くない方を調べると、同じ
くらい椎間板が出ていたり、骨がいびつになっていたりするのです。

腰の痛いのと、骨の変形は、そんなに関係性がないということがわか
ってきたのです。脳(潜在(せんざい)意識(いしき))は、怒りや不安
など、ストレスを感じると、弱いところに痛みをだすのです。

*潜在意識:心臓を動かしたり、血液を流したり、生命を維持して
       いる脳の大半を占めている意識です。手や足を自分の
意思で動かすのは顕在(けんざい)意識(いしき)です。

もし腰が痛いときは、『私(俺)の腰は何ともないんだ』、『これは
脳(潜在意識)がやっているイタズラなんだ』、『私(俺)は、脳
(潜在意識)がやっているのを知っているぞ』、『いいかげんやめろよ』
って言うのです。やさしく言ってもいいです。

すると不思議なほど、痛みが無くなってくるのです。

 脳(潜在意識)は、ストレスを、痛みや病気によって発散している
 のです。マイナス思考がでてくると、脳(潜在意識)はそれを紛(まぎ)
 らわせるために、いろんな症状をだすのです。

 腰の痛みも胃の痛みも、それ以外の病気も、ストレスが作りだした
 ものなのです。

 手術で解決しようとせず、腰の痛みであれ、胃の痛みであれ、その他の
 痛みであれ、積極的な自分に、“1ミリずつでもいいので、また二歩進ん
 で、ときには三歩下がってもいいので”、まずは心理(しんり)社会的
 (しゃかいてき)因子(いんし)をなくすよう、楽しく、そしてイキイキと
 した毎日へと、変えていきましょう。


【最後に】

  ・この世の中で変えられるものは自分だけ。

  ・自分らしさを失うと、人は病気になる。

  ・与えられた幸せは逃げていく。その人が気づいて感じるもの。

  ・幸せって言ったら、幸せを脳は探し出す。そして幸せが
   でてくる。


<参考書籍>
 ・サーノ博士のヒーリング・バックペイン
 ・腰痛ガイドブック 根拠に基づく治療戦略
 ・腰痛は終わる!

この書籍は、気ゴコロ療法院にありますので、いつでもお読みいただけます。

長くなりましたが、最後までお読みくださり、ありがとうございます。
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